2021年12月18日(土)、県新人戦の決勝・準決勝がIAIスタジアム日本平で行われ、決勝は静岡市勢対決! 静岡翔洋を下し静岡学園が優勝。

第37回 静岡県U-14新人サッカー大会

2021年12月18日(土)、県新人戦の決勝・準決勝がIAIスタジアム日本平で行われ、決勝は中部地区1位静岡学園と中東部地区1位東海大学付属静岡翔洋中の市内対決となった。

新人戦県大会に進んだ静岡市勢は、中部からは5位までのチーム。中東部からは3位までの全8チームが参加。12月4日からトーナメントが始まり各会場で熱戦が繰り広げられた。中部2位常葉橘は藤枝と1対1の同点、昨年に続きPK戦に泣き、一回戦で姿を消した。公立では中部3位大里と中東部2位清水八がそれぞれ一回戦を突破したが、二回戦で敗退。一方、中部1位の静岡学園と中東部1位の静岡翔洋は順調に勝ち進み、見事ベスト4に進出した。
準決勝第一試合。静岡学園の相手は昨年の新人戦優勝校、西部1位の浜松開誠館だ。開始早々に静学が先制ゴールを決め、その後も早い展開と固い守りで有利に試合を進める。前半18分に静学29番MF落合君が追加点。開誠館もセットプレイからチャンスを作ろうとするが、静学の堅守にゴールが遠い。後半に入っても静学は攻め手を緩めることなく、試合はそのまま2対0で静学がライバルを下し、決勝に駒を進めた。
第二試合は静岡翔洋対浜松東部。浜松東部は公立ながら新人戦浜松地区では開誠館を破って優勝、今大会も大里を破って勝ち上がってきた実力のあるチーム。中東部一位の翔洋と互角の試合を繰り広げる。前半はお互い決め手を欠き0対0で折り返す。後半5分試合が動く。早い攻め上がりと、ゴール前でのチャンスから、ついに東部が先制点。しかし、ここから翔洋の怒涛の反撃が始まる。12分には11番FW望月元太君がゴールを決め同点に。そして23分、ついに翔洋10番MF望月浩翔君がヘッドで押し込み2対1で翔洋が勝ち越した。

決勝は静岡学園対静岡翔洋。
最後まで目が離せない好勝負。

決勝は静岡学園と静岡翔洋の静岡市対決。開始早々、翔洋がゴール前に攻め込む。それを静学は落ち着いて跳ね返し、試合を落ち着けると4分、9番FW小山君が先制点をあげる。このあと14分、翔洋もフリーキックからチャンスを作るがゴールは右に外れた。このまま前半は1対0で折り返す。
後半に入り、翔洋は静学ゴール前に激しく攻め上がる。静学も球際の強さを見せ簡単にはチャンスを作らせない。しかしついに7分、静学ゴール前での守備の乱れを見逃さず、翔洋5番DFの山本君が同点ゴールを決め1対1と試合を振り出しに戻した。ここからは一進一退、双方全力を尽くした見事な試合を見せてくれる。後半20分、コーナーキックからの混戦を突き、静学5番DF提坂君が押し込んで2対1に。これでリズムを掴んだ静学は24分にも31番MF森君がダメ押しのゴールを決め、3対1で静岡学園が静岡翔洋を下した。
負けた静岡翔洋の10番望月浩翔君は「今日は負けたけど、自分たちのサッカーはできた。後半同点にしていけるかと思ったけどダメだった。運動量と守備の強化で、次は勝つ」と前を向いた。勝った静岡学園の10番前田一樹君は「同点にされた時に雰囲気が悪くなり苦しかったけど、みんなで声を掛けあい立て直せた。夏の中体連は全中優勝が目標、青森山田に負けた悔しさを返す」と力強く目標を語ってくれた。このライバル対決はもちろん、今回は結果が出せていないが常葉橘や大里の奮起も期待できる。夏までにはまだ時間がある。さらに成長した姿が楽しみだ。

 

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