10月16日(土)に開幕した本大会は、県サッカー協会中部支部の小学4年生以下の 37チームが参加。一次、二次リーグ、決勝トーナメンに渡り、子どもたちが熱戦を繰り広げた。
優勝はFCガウーショ!
設立1年目のチームが快挙。
練習の成果をフェアプレーで。正々堂々と戦った子どもたち。
新型コロナウイルスの影響により、9月20日開幕予定だった大会が延期。様々な関係者の努力により、今回の開催となった。開会式挨拶では、大会が開かれる喜びや、「ルールを守る大切さ」と「フェアプレー精神」を持ち、日ごろの練習の成果を存分に発揮し正々堂々とプレーしてほしい旨が子どもたちに伝えられた。各会場ではファールした際に相手選手を思いやる姿や、一生懸命サッカーをする子どもたちの姿が数多く見られた。
予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに進んだのは、リベルタージ静岡FC、葵フットボールクラブA、FCガウーショ、長田南サッカースポーツ少年団の4チーム。準決勝は同時開催で行われ、第一会場はリベルタージ対葵A。全員で守り、攻める葵Aがまず先制。リベルタージは個人技が上手な選手が多く、ボールを支配するが点が取れない。ようやく1点返すもすぐに返され、終了間際に渾身のゴールを決めたが、試合は2対3で葵Aが勝利した。第二会場はガウーショ対長田南。ガウーショは素早いパス回しで長田南を崩し、終始攻め続ける。長田南も守りを固め、時にチャンスを伺うが決めきれない。ガウーショが2対0で長田南を下し、決勝に進んだ。
▼準決勝①
葵FC(A)3-2リベルタージ静岡FC
▼準決勝②
FCガウーショ2-0長田南
光ったガウーショの攻撃力。
上位4チームが県大会へ。
決勝戦はガウーショ対葵A。前半、葵Aが積極的な攻撃で先制ゴール。しかしその直後、試合再開のキックオフでガウーショ月見里君がセンターサークルから見事なループシュートを決める。勢いに乗るガウーショは、またもや月見里君が相手ディフェンスの隙間を縫うミドルシュートを決め、前半を2対1で折り返した。後半に入り、葵Aは左サイドからのパスを落ち着いて決め、2対2の同点に。それでも慌てることなく立て直したガウーショは、さらなる攻撃で勝ち越しゴールを決める。終了間際には、ファインセーブを連発していた相手キーパーの弾いたボールを見逃さず、こぼれ球をダメ押しゴール。4対2でガウーショが優勝を決めた。葵Aは、終始防戦ながらもチャンスを見逃さず、決定力もあったが、何度もミドルからゴールを狙い、数多くシュートを放つガウーショの攻撃力が一枚上だった。
「まだ創立一年のチーム。今後もチャレンジャーとして、良い成績を残せるように頑張りたい」とガウーショの柴原監督。際立つプレーを見せたキャプテン月見里君は「決勝戦では、まだまだ得点するチャンスがあったので、次は確実に決めたい。県大会はプレスをかけ、一試合ごと丁寧に戦い、優勝を目指します」と県制覇への意欲を見せた。上位4チームが県大会進出を決め、フェアプレー賞に輝いた4チームも表彰された。
▼決勝
FCガウーショ4-2 葵FC(A)
フェアプレイ賞
FC.LESTE、長田西SSS、中田SSS、フォンテ安西SC
●大会記録 優 勝/FCガウーショ 準優勝/葵フットボールクラブ(A) 第3位/長田南サッカースポーツ少年団 第3位/リベルタージ静岡FC
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