アスリートを1日も早く 望む姿で競技復帰に導く。
静岡リウマチ整形外科リハビリ病院 メディカルサポートチーム

アスリートに特化したリハビリ&怪我予防。

昨年、ベルテックス静岡と清水エスパルスヘドクター派遣をしている静岡リウマチ整形外科リハビリ病院は、スポーツ選手のリハビリと怪我予防に特化した「メディカルサポートチーム」を発足した。同病院には、一般の患者だけでなく、ケガからのスポーツ復帰を目指す人の外来患者が多く、医療の知識・技術を基に、より早く安全なリハビリ復帰とケガをしないためのトレーニング指導で、スポーツ選手をケアするチームだ。
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ベルテックス静岡や高校に理学療法士を派遣。

スタッフは現在10名。スポーツ整形の外来対応や手術後のリハビリ対応をはじめ、ベルテックス静岡や高校運動部へ理学療法士(PT)を派遣している。病院の中だけでなく、実際に現場に出向いて、競技内容や怪我の種類、年代や性別により異なるチームの課題に合わせてサポート。対象はチーム全体だが、選手個人単位の課題まできめ細かく対応する。主な仕事は、怪我した選手のリハビリ対応、怪我防止やパフォーマンスを上げるためのトレーニング指導。ベルテックス静岡を担当するPTはチームに帯同し、専属トレーナーと二人三脚でチームをサポートしている。今後は、小学校、中学校など年代の幅を広げ、アスリートたちが怪我なく競技生活を楽しむ環境づくりに貢献していく。


理学療法士とは?
理学療法士は「PT(Physical Therapist)」ともよばれ、ケガや病気により身体機能に障害を抱えた方に対して、起き上がり、立ち上がり、歩行といった基本的な運動機能の回復をサポートする、リハビリテーション医療の専門職です。専門的な知識を基に機能評価から問題点や原因を分析し、予後予測を行いながら対応をしています。スポーツ現場でも、選手のケガから復帰までリハビリ計画を立て、早期復帰をサポートするプロとして重要視されています。
理学療法士の仕事は、一般の患者なら自宅復帰、アスリートなら競技復帰など、その方のあるべき姿に戻すことです。そのために問題となっている部位を改善し、他の部位からの影響を考えながら、再びケガをしない体づくりも行っています。また、メンタル的な部分も含めリハビリテーションを通じて、プロスポーツ選手やアスリートを支えています。

 


リハビリテーション部 理学療法士認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
田口 慶弥(たぐち よしや) 28歳
静岡学園高校 野球部OB

現在担当しているお仕事の内容は?

東海大翔洋高の女子バスケットボール部をサポートしており、週1回の学校でのトレーニング指導やケガした選手のケアが主な仕事です。試合に帯同することもあります。一番は、前十字靭帯損傷のような手術が必要な大怪我を防ぐこと。選手生命に関わりますから。それには医学に基づいた正しい知識とトレーニングが必要です。止まり方や姿勢など、怪我を防ぐための正しい体の使い方を教えています。また、パフォーマンスを上げる取組として、選手個々の姿勢、ジャンプ、反応速度、走力、持久力など全15項目の数字を測定し、1人ずつ強化ポイントを共有しています。

特に注意しているポイントはありますか?

ちょうど大人の女性の体になっていく時期なので、その部分は十分に配慮します。また、1年生と3年生では体格差が大きいので、過度に負荷を掛けないように、個人ごとにトレーニングの強度を設定しています。

高校生アスリートや指導者、保護者の方に伝えたいことは?

軽い捻挫など小さな怪我でも、痛みがあれば必ず病院に行くことです。小さな怪我は、大きな怪我につながります。選手生命を脅かさないよう、しっかり対応して欲しい。怪我予防に関する正しい知識をもっと広めていきたいですね。


リハビリテーション部 理学療法士
巴山 海珠(ともやま かいしゅ)24歳
静岡東高校 バスケ部OB

これまで担当したお仕事の内容は?

先日まで約2か月半、ベルテックス静岡に帯同し、選手のリハビリやケアを行っていました。ワンタップというアプリで、身長、体重、疲労度、睡眠の質などを選手が毎日入力するので、データを見て声掛けしたり、練習で異常に気付けば、身体を触って違和感がないかを確認します。高いパフォーマンスを引き出すには変化を早めに察知することが大事です。

プロチームを担当することで特に意識していたことは?

理学療法士として、チームが勝つために何をすべきかを念頭に行動していました。スポーツ選手は試合への早い復帰が求められます。リハビリではギリギリまで攻めました。ケガに詳しい選手も多く、より高いレベルの知識が必要なので、さらに勉強することで成長できます。

今後の目標は何ですか

学校で学んだことも大事ですが、現場や先輩、週一の症例発表から学ぶことの方が格段に多く、日々勉強です。田口さんのように、トレーナーとして必要な知識や資格を取得し、どんどん外に出て、君のお陰で優勝できたと言われるくらい、チームに貢献できる理学療法士になりたいですね。


リハビリテーション部 理学療法士
野尻 拓(のじり たく)27歳
掛川東高校 バスケ部OB

この職業、病院を選んだきっかけは?

学生時代バスケ部に所属し、スポーツに関わる仕事をしたくて、聖隷クリストファー大学で理学療法を学びました。この病院に実習に来た時、理学療法士の数が多く活気があり、雰囲気も明るかったので、ここに決めました。

現在担当しているお仕事の内容は?

4月中旬からベルテックス静岡に帯同し、専属トレーナーの指示に従って、トレーニングのサポートや試合後の選手のケアを行っています。選手が怪我した場合は、川合チームドクターと相談し、復帰目標やリハビリ内容を決めて対応し、慢性的に痛みがある選手には、器械やマッサージなどで痛みを和らげ、痛みの要因を調べて体の使い方などをアドバイスします。6月のシーズン終了まで帯同するので、選手が怪我なく、好成績をあげられるよう支援していきます。

高校生アスリートや指導者、保護者の方に伝えたいことは?

一番は、怪我のないよう選手をよく観察していただきたい。チームによって事情はあると思いますが、選手の将来を考え、痛みがあっても試合に出ることは避けて欲しいですね。あと、ベルテックス静岡の試合を是非見に来てください。


私たちの会社はこんな会社

私たちは医療専門職として、病気やケガで苦しむ人に対し、適切な医療処置及びリハビリテーションを行い、患者さんの機能改善を図りながらより良い状態で自宅復帰することを共に目指しています。この知識・技術を健康増進や障害予防の分野に特化し、スポーツを愛する皆様に対するリハビリテーションを充実させ、積極的にアプローチしていくことこそがチームコンセプトです。スポーツ整形に特化した外来リハビリテーションに加えプロチームでのサポートなど幅広い活動をしております。充実したサポート体制を整えておりますので、お気軽にお声がけください!

リハビリテーション部 部長代行 大石 義秀


詳しくはホームページへ

静岡リウマチ整形外科リハビリ病院
所在地	〒420-0821 静岡市葵区柚木90-1
病床数	一般病床 24床 回復期リハビリ病棟 60床
開設年月日	平成10年10月10日
診療科目	リウマチ科・整形外科 スポーツ整形外科・膠原病内科 麻酔科・リハビリテーション科
ホームページ http://www.shizuoka-riumachi.com/

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054-653-2333(法人事務局)

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