静岡市立 長田南中学校 男子バレー部

時間があれば練習。多彩な攻撃に挑戦するバレー大好き集団。

秋の新人戦で4年振りの県大会進出、2月の市大会では優勝を遂げた長田南中男子バレー部。1年前は1勝もできなかったチームが躍進を続ける背景には、選手たちの高い向上心があった。

部員全員がほぼ初心者から。好きこそモノの上手なれ。

3年生11人、2年生13人の部員にバレー経験者はほとんどいない。練習でも笑顔が絶えず、レギュラーや学年関係なく全員がバレーを楽しんでいる。「みんなバレーが大好きで、向上心がすごい」と顧問の望月先生。部活の休憩時間も練習、学校の昼休み時間も自然とメンバーが集まり練習するという。「コンビ攻撃にチャレンジするのが楽しい」というセッターの増田君は、相手の裏をかくトスワークを磨く。サブメンバーも力をつけ、紅白戦は練習の成果を発揮する絶好の機会だ。やらされ感は一切ない。

レシーブは楽しい攻撃のため。県西部の強豪校に勝ちたい。

チームの強みは多彩な攻撃力。1〜2月の試合ができない時期のポジション変更により、ミドル、サイド、バックと相手にブロックの的を絞らせない形ができたことで、180cm超えエース長田君の決定力も上がった。「レシーブ強化でサーブカットも安定した」とリベロの片桐君。レシーブを必死に練習するのも、一番楽しい攻撃を気持ちよく決めるためだ。キャプテンの望月君は「西部の強いチームを倒したい。1月の県大会はあと一歩だった」と夏の中体連ベスト8を目指す。夏本番に向けて長南バレーの挑戦はまだまだ続く。

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