【中体連2021】陸上競技中部地区予選会
5種目で大会新記録。全国への期待膨らむ。
今年は通信陸上との共催となった中体連中部地区予選が、6月5~6日の2日間に渡り草薙総合運動場で行われ、各種目で静岡市勢が活躍した。
トラック男子で大会新2つ。将来楽しみな1、2年生現る。
男子の短距離では静岡市勢の活躍が目立った。注目の3年100mを清水六の石代君が制し、2年100mは長田南の古知君が大会新で優勝。110mハードルでは観山の浅井君が1位となり、200mは翔洋の望月君が2位に食い込んだ。志太榛原勢が強い男子中長距離で健闘したのが大里の堀池君。初日の1500mは吉田中の岸端君、栗田君に一歩及ばず3位だったが、2日目の800mでは安定した走りでリードを守り見事優勝。400mでは宮村君(静岡南)が辛うじて4位に入った。吉田中の2人は3000mでも快走を見せ、岸端君が8分49秒71の大会新で優勝。必死に追いかけた安東の新村君は3位に終わったが、1年1500mでは後輩の永嶋君が大会新の好記録で優勝し、長距離に強い安東をアピールした。400mリレーは長田南が優勝を飾った。
女子短距離で圧倒的強さを見せたのは、焼津豊田中の佐野さん。初日の100m を12秒16、2日目の200mを25秒16と2つの大会新で制した。静岡市勢では双子の橋本姉妹が活躍。100mでは妹の佳音さん(賎機)、200mでは姉の詩音さん(静岡雙葉)が2位に入った。1500mは吉田中の磯崎さんが圧倒的な速さを見せる中、諦めず追い続けた池谷さん(観山2年)が2位、佐藤さん(清水四2年)が3位に入り、来年への期待が膨らむ走りを見せてくれた。800mは最後の直線で小林さん(長田南)が観山の池谷さんを抜いて2位。100mHは安東の小笠原さんが2位、1年100m女子では杉浦さん(サレジオ)、男子は伴野君(由比)が1位と健闘した。400mリレーは大里の頑張りも届かず焼津豊田に敗れ、志太榛原勢の強さが光った女子トラック競技。入賞した1、2年生の更なる成長、3年生の県大会での奮起に期待したい。
女子走幅跳、男子砲丸投では全国レベルの好記録も。
フィールド競技初日に注目を集めたのは、女子走幅跳の橋本詩音さん(静岡雙葉)。全国大会で活躍する彼女が、2位以下に大きく差をつける5m62の大会タイ記録の跳躍を見せ、ぶっちぎりの優勝。もう1人、雨交じりとなった2日目に全国レベルの記録を出したのは、男子砲丸投に登場した清水飯田の杉本君。優勝を決めた13m83は、現時点で全国トップ10に入る記録だ。その他、フィールドでは静岡市勢の優勝が相次いだ。男子走幅跳の成川君(静岡東)、男子走高跳の海野君(静岡東)、女子走高跳の粉間さん(長田南)、女子砲丸投の山本さん(東豊田2年)、男子棒高跳の北川君(中島)が中部地区トップで県大会へと進んだ。
陸上競技は自分との闘い。県大会に進んだ選手たちは本番でのプレッシャーを跳ね除け、日頃の練習の成果を思いっきりぶつけ、0・1秒でも早く、1cmでも高く遠くへ、ハイレベルの中で戦う喜びを感じながら戦ってきてほしい。
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女子
男子
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